伊方発電所から通報連絡のあった異常について

異常の区分

異常の内容

4月20日(木曜日)16時25分、四国電力株式会社から、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。

1. 4月20日16時10分、通信事業者における通信障害の影響により、衛星電話の一部が使用不能となっていることを確認した。
2. これにより、同時刻に、原子炉施設の保安規定に定める運転上の制限※から逸脱したと判断した。
3. 使用不能な衛星電話は一部であり、他の衛星電話や他の通信機器は問題なく使用できている。
4. 本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。

※保安規定では、安全機能を確保するために必要な機器の台数等を「運転上の制限」として定めており、衛星電話は、12台を確保することを求めている。これが満足できない場合、同規定では速やかに代替措置を開始すること等を求めている。
(今回は中央制御室に配備している4台が使用できない状態となった。)

異常の原因及び復旧状況

4月20日(木曜日)18時25分、四国電力株式会社から、その後の状況等について、次のとおり連絡がありました。

1. 代替措置として、18時00分に伊方発電所内に保有する他の衛星電話4台を中央制御室に配備し、必要とする衛星電話の台数を確保した。

その後、4月28日(金曜日)11時13分、四国電力株式会社から、復旧状況等について、次のとおり連絡がありました。

1. その後、使用不能となっている衛星電話に代わり、代替措置として中央制御室に配備した衛星電話(4台)を保安規定に定める衛星電話として取り扱うため、必要な検査等を実施し、4月28日11時4分、運転上の制限を満足していることを確認した。
2. 本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。

県の公表