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- 伊方原子力発電所からの異常通報連絡
- 令和6年度(2024年度)
- 伊方3号機 原子炉補機冷却水冷却器海水出口弁の不具合
- 通報連絡日時:2024年6月24日15時48分
- 県の公表区分A
伊方発電所から通報連絡のあった異常について
異常の区分
管理区域該当:外 国への報告:確認中
異常の内容
6月24日(月曜日)15時48分、四国電力株式会社から、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。
- 伊方発電所3号機は通常運転中、原子炉補機冷却水系統の切替えを行っていたところ、閉となるべき補機冷却水クーラ(冷却器)3D海水出口弁が完全に閉してないことを確認した。
- このため、本日15時14分、当直長が保安規定に定める運転上の制限から逸脱したと判断した。
- なお、この事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。
- 今後、詳細を調査する。
その後、四国電力株式会社から、以下のとおり連絡がありました。
- 原子炉補機冷却水冷却器は3Aから3Dまで4基あり、3A及び3Cは現在使用中であり、3Bについては、点検の結果、使用可能であることを確認した。
異常の原因及び復旧状況
四国電力株式会社から、その後の状況等について、次のとおり連絡がありました。
- 第2報:6月24日(月曜日)21時00分
- 調査の結果、当該弁の開閉確認を実施し、開閉状態に異常のないことを確認した。
- このため、運転上の制限の逸脱から復帰し、通常状態に復旧した。
- 今後、詳細を調査する。
※保安規定では、安全機能を確保するために必要な機器の系統等を「運転上の制限」として定めており、当該系統の定期切替時に操作した弁が正しい位置にあることを確認することを求めている。
県では、原子力センターの職員を伊方発電所に派遣し、現場の状況等を確認しています。