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- 平成16年度(2004年度)
- 美浜3号機事故に係る伊方原発への立入調査結果について
2004年8月12日
美浜3号機事故に関し、四国電力から本日報告のあった2次系配管の減肉点検状況等について、本日13時から、原子力安全対策推進監他2名が伊方発電所に立入調査を行い、以下のとおり確認しましたので、お知らせします。
- 美浜3号機配管損傷箇所の伊方発電所での当該部について、減肉対策状況を確認した。
号機 | 配管のサイズ | 配管の材質(現状) | 減肉対策状況 |
---|---|---|---|
1 | 直径 560mm 肉厚 10mm |
ステンレス鋼 | 第14回定期検査(1994年)において、耐食性に優れたステンレス配管に取替。 (配管スケルトン図等により確認) |
2 | 直径 560mm 肉厚 10mm |
ステンレス鋼 | 第9回定期検査(1993年)において、耐食性に優れたステンレス配管に取替。 (配管スケルトン図等により確認) |
3 | 直径 660mm 肉厚 15mm |
炭素鋼 | 第5回定期検査(2001年)において、肉厚測定を実施。 必要肉厚6.4mmに対し実測最小肉厚13.4mm(余寿命:21.4年)で、問題のないことを確認。 (肉厚点検記録等により確認) |
- 2次系配管全般について、管理指針に基づき、
- 減肉の可能性のある点検対象が適正に抽出されていること
- 点検が適正に実施されていること
- 点検結果に応じて配管取替等の適切な対応がとられていること
号機 | 点検箇所数 |
---|---|
1 | 1,080箇所 |
2 | 940箇所 |
3 | 2,076箇所 |
計 | 4,096箇所 |
上記点検箇所数については、念のため自主的に点検を実施しているもの、ステンレス配管へ取替済で減肉測定が必要でないもの等を含む。
(参考)現地確認書類