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- 伊方原子力発電所周辺環境放射線等調査
- 平成29年度 伊方原子力発電所周辺環境放射線等調査結果(第3・四半期)について(要約)
2018年3月29日
1 愛媛県及び四国電力株式会社は、空間放射線及び環境試料の放射能について、継続調査を実施している。
2 平成29年10月から12月までの、
・空間放射線(連続測定 35地点、積算線量 69地点)
・環境試料の放射能(植物、海藻類等 52地点、68試料)
に関する調査結果は、過去の調査結果と比較して同程度であった。
3 今期の調査結果の概要は、次のとおりである。
- 空間放射線
ア 線量率
(1) 発電所周辺(概ね5km圏内)
発電所からのからの予期しない放射性物質の放出の監視を目的としたNaI(Tl)シンチレーション検出器による連続測定結果は、
・愛媛県 8局(モニタリングステーション1､モニタリングポスト7)
・四国電力株式会社 5局(モニタリングステーション1､モニタリングポスト4)
において、1時間平均値が、12～62ナノグレイ/時の範囲内であり、発電所からの放出と考えられる線量率の変化は認められなかった。
(2) 広域(5km～概ね30km圏)
NaI(Tl)シンチレーション検出器による連続測定結果は、
・愛媛県 モニタリングポスト12局
・四国電力株式会社 モニタリングポスト10局
において、1時間平均値が、15～103ナノグレイ/時の範囲内であり、異常な線量率の変化は認められなかった。
イ 積算線量
空間放射線からの外部被ばくによる線量当量の状況を知るために行っている3か月間の積算線量は、
・愛媛県測定 の44地点で79～181マイクログレイ
・四国電力株式会社測定 の25地点で85～123マイクログレイの範囲にあり、昨年度までの測定結果と比較して同程度であった。 - 環境試料の放射能
環境試料の核種分析結果については、一部の環境試料から人工放射性物質であるセシウム-137等が検出されたが、伊方原子力発電所1号機運転開始前から継続して検出されているものであり、その分析結果は過去の測定値と比較して同程度であった。
詳細についてはこちら
平成29年度伊方原子力発電所周辺環境放射線等調査結果(第3・四半期)
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