【質問者4】
松山の質問者4です。先程国側の方がプルサーマルと耐震性の問題は別のジャンルだとこういわれました。しかし先程の女性の方のご意見にありましたように、伊方沖の活断層の問題とこのまさにプルサーマルの問題は非常に密接に関連してまして、お聞きしたいのは四国電力の方についてです。
原子力ハンドブックという四電が発行されているパンフレットの中に伊方原子力発電所は、堅固な岩盤の上に設置されているから地震の揺れに対して安全性が保障されている、表層の部分より基底の方がその揺れははるかに少ないんだということが書かれております。しかし阪神淡路大震災のデータによると四国電力のハンドブックとは逆で表層部分より基底部分の方が3倍の揺れを示したということを、高知大学の岡村先生が発表されています。もし四電のようなパンフレットを学生が卒業論文に書けば卒業させないという事も言われております。四国電力はその原子力ハンドブックでどのようなデータをもとにああいう記述をされたのかお伺いしたい。
【コーディネーター(中村)】
それではオブザーバーで出席していただいております太田原子力本部長からお答えいただきます。
【太田本部長】
聞えてますかね。ご質問は、われわれのハンドブックの中で堅固な岩盤上の方がその上にあるものよりも揺れが小さいというふうに書かれてたということ、それに対して岡村先生が神戸では地下のほうが揺れが大きかったとこういわれております。これ実はですね、技術的には私どもの方が正しいと思っております。神戸のですね、観測された地震がポートアイランドの埋立地の下の方なんですね。その上では流砂現象という、ご存知かと思いますけれども水分が含まれてますとそれが地震のときに上にぶくぶくとあがってくると、したがってその上の地震力が小さかったと、これは岩盤の上との比較では全くありませんのでそれを岩盤の上というふうに先生が説明されたかどうかこれは私は知りませんけれども神戸の地震と1対1で対応するものではありません。やはり地震に対する通念としては堅固な岩盤の上の方が明らかに揺れは小さい。そういうことでございます。
【コーディネーター(中村)】
はい。まだあると思うんですけどね、なるべく公平にいきたいんで時間に余裕があればまた戻ってきますけど、すみませんBブロックにいかせてください。
ちょっといまライトがあってあれなんですけれどもBブロックで手が挙がってる方。ちょうど私から真っ直ぐのところで、ブルーに白の入ってるポロシャツでしょうか、ちょっとあの、髪が短く刈ってらっしゃる方、すみません。よろしいですか。はい。じゃあ マイク持っていってください。
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