【質問者17】
最後の締めありがとうございます。最後のようですので国の方に質問をいたします。松山市の質問者17です。
これまで伊方原発は大きな事故もなく、その点は安心しています。また事故、トラブルについても積極的に公表しているようなのでぜひ今後とも続けていただきたいと思います。ただ公表された内容は専門的なものが多く素人のわれわれには理解しにくい面があります。この点国はわれわれに代わり電力事業者に対し、しっかりとした管理を強く要望いたします。
そこで伊方原発のプルサーマルの審査が終わったとはいえ、国は今後プルサーマルの導入実施に向けてどのようなチェックを行っていくのか、この点をお尋ねいたしまして、質問を終わります。
【コーディネーター(中村)】
はい。ありがとうございました。それでは情報公開、さらにはこれからの実施に向けて方向が進むとすれば国としてはどのようなチェック機能を果たすことになるのか。これをお聞かせいただきたいと思います。では保安院の方から今の質問者17のご質問にお答えいただきます。
【佐藤審議官】
スライドを出していただきたいと思います。今ご指摘は国の審査が終わった後どういったチェックをするかということをここに書いてございます。ここにありますように、地元のご理解をいただければ、これからMOX燃料を製造するという段階に入っていくわけでございますが、そういった際にはここにありますように申請されたMOX燃料の詳細な仕様が基準を満たしているかどうか、またMOX燃料をきちんとつくれるかどうか。こういったようなことを輸入燃料体検査という形で審査をいたします。それから実際に原子炉へMOX燃料を入れるとき、詳細な原子炉の制御性などが基準を満たしているかどうか、こういったことについて工事計画の認可というところで審査をいたします。またMOX燃料を入れて運転中の場合については、申請された運転中の約束ごとが安全管理上問題なく災害防止上十分かどうか。こういったようなことを審査をいたしてこざいます。こういうさまざまな節目、節目の段階で検査などを行って確認していくことといたしてございます。
以上でございます。
【コーディネーター(中村)】
はい。ありがとうございました。今日は県の主催でプルサーマルの公開討論会ということで、必要性、安全性は元より、さらに広い視野、深い見識の元にパネリストの皆さんにご発言、ご討議をいただくとともに松山の会場、伊方の会場の皆さんからもご質問をいただきながら進めてまいりました。私自身は有意義な会ができたと思いまして、ご参加いただいた皆さんに大変感謝をする次第です。プルサーマルについてはいろいろなお考えがあることがわかりましたけれども、今日のこの県主催の催しというのが皆さんのこれからの認識理解を、あるいは課題を深める上での重要なきっかけになればというふうに考えております。
最後まで熱心に参加していただいてありがとうございました。まずはパネリストの皆さんありがとうございました。
中継で繋がりました伊方町の会場の皆さんありがとうございました。
最後まで千数百人、熱心に参加していただいた松山会場の皆さん。コーディネーター、至らない点もあったと思いますけれども皆さんのおかげで最後まで務め上げることができました。ご協力ありがとうございました。
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